小学生からはじめる
プログラミング
公開日:2022.10.21
最終更新日:2024.06.26
家計にゆとりがない中で子供に習い事をしたいとねだられた際には、「好きなことを伸ばしてあげたい」という気持ちと、「費用をねん出できるのかどうか」という不安とがせめぎあうものです。
一般的な家庭では、子供の習い事にどのくらいの費用をかけているものなのでしょうか。
今回は、子供の習い事にかかる平均費用と月謝以外のその他の費用のチェックポイント、手取り月給に対する無理のない習い事費用の計算方法についてご紹介します。
子育て世代には気になるのが教育費です。幼児期や小学校低学年から習い事に通っている子供も少なくありません。子供の習い事の平均費用についてご紹介します。
文部科学省が隔年で行っている「子供の学習費調査」の2018年度調査結果によれば、学習費の総額は通っている幼稚園や小学校が公立か私立かでかなりの開きがあります。
公立幼稚園では年間の学習費の総額が22万3,647円、私立幼稚園になると52万7,916円と2倍以上になります。
さらに小学校では、公立で年間32万1,281円、私立では159万8,691円と5倍近く差が開きます。
文部科学省の前項の調査では、幼稚園や小学校以外で子供にかけている学習費は、幼児では学習費総額の3割~4割で月額6,000円~1万3,000円、小学校(全学年)では4~6割で月額1万7,000円~53万円となっています。
出典:平成30年度子供の学習費調査の結果について
https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf
幼稚園や小学校以外で子供にかけている学習費は、学習塾などの「補助学習費」と習い事などの「その他」に分けられます。
補助学習費は学年が上がるごとに増えていくのに対して、その他は小学校での変化がほとんどありません。
株式会社バンダイでも子供の習い事にかける費用の調査を行っており、幼児では月額8,644円、小学校低学年では1万3,000円前後という結果が出ています。
つまり、小学校低学年までの子どもの習い事にかける費用は、1万円はかかるものだと思っておくと間違いないでしょう。
出典:バンダイこどもアンケートレポート
Vol.252「子どもの習い事に関する意識調査」結果
https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf
家計をやりくりして将来に必要になる資金を蓄えるためには、教育費は家計の15%以内に抑える必要があります。
10%は幼稚園や小学校にかかる費用となりますので、習い事費用は手取りの5%程に抑えるのが望ましいといえるでしょう。
子供の習い事を始める前に、チェックしておきたいのが月謝以外にかかる費用です。習い事に必要な用具はもちろん、想定していなかった出費があると家計に響きます。
習い事の種類別に、月謝以外にかかる費用についてご紹介します。
ピアノやバイオリンなど、楽器演奏を習う際に大きな出費となるのが楽器購入です。練習用とはいっても楽器を購入するには、まとまった金額が必要になります。
また、発表会では月謝以外の負担金があったり、衣装を購入しなければならなかったりといった出費もあります。
サッカーや野球など試合を楽しむスポーツは、試合ができる地域まで遠征していかなければなりません。チームが強くなればなるほど遠くまで遠征するようになり、試合には出られなくても遠征にはついていくという場合もあります。
遠征の際は保護者に役割を任されるときもあり、お金には換算できない苦労もあります。
スイミングや体操教室は、完結型が多く、必要な用具もウェアやシューズなどの身に着けるもの程度です。
大会に出場する場合などにはユニフォームが必要になったり、参加費用がかかったりすることがあります。
プログラミングスクールは一般的に教室のパソコンを利用します。そのため、一部の検定試験受験料や交通費がかかる程度です。
また、オンライン型のスクールでも家族のパソコンを共通で利用することが多いため、子供専用のパソコンを新規に購入するケースは少ないといえます。
「子供にはいろいろな体験をさせて才能を伸ばしてあげたい」と思うのが親心です。とはいえ、好奇心旺盛な子供の希望通りに習い事を増やしてしまうと、家計が圧迫されるだけでなく、将来の教育費にも影響が出てしまいます。
ライフプランを立てたり家計管理をしたりする上で重要なのは、適正な予算建てを行うことです。
ここからは、子供の習い事にかけられる費用の計算方法と家計での取り扱いについて解説します。
子供の習い事費用は、食費や光熱費、交通費、通信費などの毎月の生活費と、家賃や学費、保険料などの固定費を確保し、残ったお金から捻出するのが基本です。
将来的に進学の際などのための教育費が必要になりますので、継続的に貯蓄に回せる家計にしておくことも大切です。
会社などで働いて得る収入には、基本給に各種手当を合わせた「額面」と、社会保険料や税金を差し引いた「手取り」があります。実際に手にすることができるのは手取りなので、家計を考える際には手取りを基に考えましょう。
一般的に子どもの習い事は、世帯の手取り月収の5%を目安に考えると、無理なく支出できるといわれています。
夫婦合わせて36万円の手取り月収がある場合には、1万8,000円、2人子供がいればそれぞれに9,000円という計算になります。
月謝のように毎月必ず同じ額を支払う費用は、やりくりするお金の中に混ぜてしまうとストレスとなってうまく管理できないので、固定費として考えましょう。
月謝より少し多めに予算を立ててプールしておき、そのお金で習い事で臨時にかかる費用をまかなえば家計が安定します。
学校の費用を含む子供の学習費用の総額の平均は、公立と私立で大きく異なります。そのため、学習費用総額に占める習い事費用の割合にもばらつきがあります。
おおまかにみると、小学校低学年までの子どもの習い事にかけている費用の平均は、月額1万円程度です。
子供の習い事にかける費用は手取り収入の5%までと考えて、月謝以外に音楽なら楽器購入や発表会、球技なら遠征費用などがかかることがあるのでチェックしておくことが大切です。
また、月謝は固定費として扱うことで、家計管理のストレスを減らすことができます。
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