小学生からはじめる
プログラミング
公開日:2024.08.08
最終更新日:2024.08.08
放課後もゲームをしたり動画を見たりして自宅で過ごすことが多いお子さんが増えているようです。子どもの運動不足は習い事で解消できるのでしょうか?
運動不足を解消するためにはどのくらい通わせればよいのか、どんな習い事を選べばよいのか迷って決めかねている人もいるかもしれません。
この記事では、運動が子供に与えるよい影響と、習い事の選び方についてご紹介します。
この記事の目次
「子供の運動不足を習い事で解消させたい」と考える親御さんは増えてきています。子供に必要な運動量を満たすためには、どのくらいの運動をすればよいのでしょうか?
WHOのガイドラインと学校の体育の授業時数から、家庭で補いたい運動量について解説します。
WHOは2010年に発表した身体活動と座位行動に関するガイドラインを、2020年に改訂しました。
年代別に具体的な推奨行動が示されており、5~17歳までの子どもと青少年は有酸素性身体活動を「少なくとも1日60分の中高強度の身体活動を実施」としています。
また、「少なくとも週に3日高強度の筋力向上活動を実施」ともしています。
小学校の標準授業時数では、低学年で毎週3コマの体育の授業を行うことになっています。
WHOのガイドラインとも合致するものであり、必要な運動のすべてを家庭や習い事で補おうとする必要はないことが分かります。
WHOのガイドラインでは、子供の運動不足が「肥満の増加、心血管代謝の悪化、体力の低下、向社会的な行動の低下、および睡眠時間の減少といった悪影響を及ぼす」としています。
すぐに「疲れた」というようになったり、イライラするようになったり、睡眠の質が落ちたりすると、子供が運動不足になっているサインとして捉えることもできるでしょう。
家庭や習い事で子供の運動量を補う際には、習い事に行っている時間だけ思いっきり体を動かすという考え方と、日常的に体を動かしたくなる環境を作るという考え方ができます。
運動することが脳や心の発達にもよい影響を及ぼすことはわかっていても、実際にやってみないうちは、どんな変化があるのかについてはイメージが湧きにくいかもしれません。
運動で活性化される脳の機能と、運動で得られる精神面での成長について解説します。
体を動かすことで感覚や運動をつかさどる部位が活性化するのはもちろんですが、問題解決のための理性的な行動や創造性などの高次元な働きをしている前頭前野も活性化します。
運動をすることで前頭前野の神経伝達物質の伝達がスムーズになり、前頭前野は活性化して集中力や記憶力が高まり、自制心が育まれます。
つまり運動をすることで、知能や感情によい影響を及ぼすのです。
運動の中でも、友達と関わりあいながら行う遊びやスポーツでは、お互いに協力することや相手の行動を推測するコミュニケーション能力を養うことができます。
共通の目的があったり、一緒に遊びを楽しんだりする中で身に着けたコミュニケーション能力があれば、運動やスポーツ以外の場でも役立ちます。
また、運動の習い事やスポーツ活動の中では、先生やコーチなどの親よりは年の近い大人や、先輩後輩などの関係も体験できます。
礼儀やマナーを身に付けたり、親には言いにくいことを相談できる関係ができたりもするのです。
試合で勝った時はもちろん、運動やスポーツでそれまでできなかったことができるようになったときに感じる達成感は、子供の自己肯定感を高めてくれます。
運動の習い事では、友達と比べるのではなく、自分ができるようになった喜びを共有してくれる先生やコーチがいることで、努力することの意味を見出すことができます。
子供が習い事で運動をするきっかけは、親が子供の運動不足を心配して勧める場合もありますが、子ども自身が「通いたい」と言って始める場合が多くあります。
低学年では、習い事が楽しくないと長続きしません。子供が楽しく続けられる習い事を探すポイントをご紹介します。
子供が習い事に通いたいと思う動機になりやすいのが、「友達に誘われたから」「友達が楽しそうに通っているのを見て一緒に通いたいと思ったから」という理由です。
いつも遊んでいる友達と同じ習い事なら、習い事があるから友達と遊べなくてモチベーションが下がるということも起きません。
習い事がない日でも、習ったことを友達と一緒に練習することができるというメリットもあります。
ボールで遊ぶことが好きな子供なら球技、水が好きな子ならスイミングなどを取り入れている運動の習い事を探してみるという方法もあります。
まだ何に興味があるか分からないという場合には、無料体験を利用してみて、子どもが気に入ったものを選ぶという方法もあります。
習い事は、今できることよりも少しだけ難しいことにチャレンジできたほうがやる気が出ます。
子ども自身が自分の成長を感じられるように、スモールステップで教えてくれる先生のいるところがよいでしょう。
習い事で子供の運動不足を解消する際には、学校での体育の授業も加味すれば、週1回で十分効果が期待できます。運動をすることで、知能や情緒機能、コミュニケーション能力が高まり、対人関係も広がります。
子供自身が「やりたい」「楽しい」と思うことができる習い事を、子どもと一緒に探してみましょう。
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