小学生からはじめる
プログラミング
公開日:2024.12.04
最終更新日:2024.12.17
私たちの生活に急速に浸透するAI。様々なものが自動化され、インターネットで検索すればどんな情報も簡単に手に入る時代に、子どもがAIや情報を学んだ方が良いと言われる理由とは?
今回は、小中学生向けプログラミング教室の講師であり、現役大学生でもある寺内先生に、子どもがAIや情報教育を学んだ方が良いと感じる理由や必要性について聞いてみました。
経営学や情報学について幅広く学んでいます。情報については高校から学んでいたものの大学で初めて触れる内容も多く、情報技術が至るところで使われていることに驚きました。経営学を学んでいても、情報技術の存在は大きいです。特に、経営戦略の分野ではビッグデータの活用が強く求められているように感じます。
子供たちにプログラミングの楽しさを感じてもらいたいと思ったためです。高校生からプログラミングを学び、修正を繰り返す中でプログラムが正常に動いたときの達成感を知りました。子供たちにもこの達成感やプログラムで作りたいものを実現する楽しさを感じてもらいたいと思ったことが講師になったきっかけです。
子供たちの考えを尊重するように意識しています。プログラミングは、求めたい結果に対する絶対的な正解がありません。仕事やチームの場合は端的で分かりやすいプログラムが求められますが、個人の作業であればそれは最優先でなくても良いものです。どれだけ回りくどく複雑な組み方でも、求めたい結果を得られるなら何ら問題ないといえます。
その時には寄り道に見えた組み方が、後の作品で活躍することもあるので「もっと楽に作れるのにな」「複雑なプログラムになってるな」と思ってもなるべく口出ししないようにしています。
また、想像力が豊かな子供たちはScratchというキャンパスの上で独創的な世界観を展開します。それらが埋もれてしまわないよう、企画考案時には「それ凄く面白いね!」「〇〇君(さん)らしさが出てるね!」と声掛けするようにしています。
子供たちとの雑談では普段やっているゲーム(マイクラやフォートナイト)や、推しYouTuber(すとぷりやゲーム実況者)の話をすることが多いです。他には、学校のパソコンクラブでの活動や休み時間にScratchを使った話を聞くこともあります。受講生はプログラミングスクールに通っているだけあって他のお子さんよりScratchに詳しいようで「教えてあげたんだ〜」と誇らしげに話してくれます。
大学で情報学や経営学を学びながらスタープログラミングスクールの講師として日々活躍されている寺内先生に、AI・情報プログラミングコースについて伺いました。
とても幅広い内容で驚きました。中高生向けとはいえ、プログラミングだけでなく、情報教育に必要なリテラシーや活用方法についても学べる教材で、今の時代に必要な知識を段階的に深められるよう工夫されていると感じます。
高校でもほとんど学ぶことのないAIの開発についても学ぶことが出来るので、大学生の私から見ても、かなりしっかりした内容ですね。
例えば、AI活用編では認識技術や予測技術の知識やプログラミング方法だけでなく、その活用方法を学ぶことができます。AIは高校の情報Ⅰで軽く触れる程度ですので、Pythonを使った開発体験を通してAIを理解し、活用できるところまで深められるカリキュラムは、子ども達にとって貴重な学びの場だと思います。
また、情報活用編では情報モラルやネットワークセキュリティといった、社会において大切なリテラシーを学べるのが良いですね。情報の活用方法やデータ分析もカリキュラムに含まれていて、デジタル時代に不可欠な知識を身につけられるので、将来の選択肢も広がると思います。
他にも、2進数16進数の計算方法や回帰分析、相関関係と因果関係の違いなど、私たち大学生でも頭を悩ませるような内容に中高生が取り組んでいて感心しました。中高生が大学の情報技術系の学びに挑戦する感覚に近く、非常に実践的ですね。
このコースで得られる知識は、IT関連職はもちろんのこと、大学での情報科目や資格取得にも活かせます。また、情報活用の基礎がしっかり学べるので、ネットやデジタルツールを正しく使う能力が日常生活にも役立つと思います。
これからは「情報をどう使うか」がますます重要なので、この学びは進学や就職、その先のキャリア形成にも確実にメリットになると感じます。
AIを「使う」だけでなく「活用する」という視点を重視しているところと、情報を正確に活用する力を育てる点が大きな魅力だと思います。単にツールとしてAIや情報を扱うだけでなく、それらを使って新たなモノ・新しい価値を生み出すスキルがあれば、進学や就職においても大きなアピールポイントになるのではないでしょうか。
このカリキュラムは、情報を整理・分析し、必要な意思決定を行う力を育む内容で、未来に必須のスキルがしっかり備わると感じました。私自身もこの内容をもっと前に勉強したかったです。
確かに新しい概念も多くありますが、今の時代は小学生からスマートフォンを持ち、情報社会に触れています。分からないことをインターネットやSNSで調べるのが当たり前で、知りたい情報にたどり着くのも早いですよね。一見すると上手に使いこなしているようですが、様々な危険性についてよく分かっていないお子さんも多いのではないかと感じています。
このコースでは情報リテラシーやモラルも重要な柱となっており、若い時期にネットリテラシーを高めることができるよう、子ども達にも分かりやすく構成されています。さらに、AIやITの実践を通して、データや情報の安全な使い方を学ぶ機会があるので、いま世間で問題となっているようなトラブルの回避にもつながると思います。
カリキュラムは、身近な題材から体系的に学んでいくことで必要な知識を無理なく得られるように工夫されていますし、担任講師によるサポート体制も充実しています。困ったときにも孤立することなく安心して取り組めるので、普段は一人でマイペースに学びたい、というお子さんにもおすすめです。
特別講座では「お風呂が沸きました♪」で有名なお湯はり通知システム作成や、Robloxを使った3Dゲーム開発などを行っています。受講生にも好評で、この特別講座を楽しみに日々学んでいる受講生も多いですよ。
そうですね。私自身の経験からも、情報リテラシーは日常生活でも役に立つと感じていますし、小中学生や高校生も知っておくべきことがたくさんあると思っています。AIや情報は将来に役立つ学びのように見えがちですが、子ども達の生活に欠かせない知識になりつつあるので、ぜひ積極的に学んで欲しいですね。
スタープログラミングスクールには、プログラミングやパソコン基礎をはじめとしたさまざまなコースが用意されています。ゲームが好きな子や絵を描くことが好きな子、引っ込み思案な子も積極的な子も、様々なお子さんが楽しんで学ぶ姿は多くの保護者様の安心に繋がっていると感じます。
プログラミングやAIがよく分からないという保護者の方も、お気軽に教室見学にお越しください。お待ちしております!
今回は、スタープログラミングスクールの講師であり現役大学生でもある寺内先生に、子どもがAIや情報教育を学ぶ必要性について伺いました。
未来につながるスキルを身に付けながら、今に役立つ知識を得られるAI・情報 プログラミングコースは、小学校高学年から中高生を対象としたカリキュラムです。
身の回りの情報技術やその仕組みを学び活用するチカラを身につける「情報活用編」、今後社会に広く活用されるAI(人工知能)の開発体験を通して学ぶ「AI活用編」、しらべる・つくる・デザインする “好き”をもっと探求する「特別講座」と3つの学びで、楽しく学びながらAI時代に欠かせない力が身に付きます。
体験イベントも予定していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
プログラミングを楽しく学ぶコースも充実しているスタープログラミングスクールなら、小学1年生から受講できます。ICTリテラシーに加えて「コミュニケーション力」や「チームワーク」など、AI時代に活躍するための「21世紀型スキル」を伸ばす学びを実践しています。
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私たちは、これからのAI時代を生きる子ども達には「自分で考えるチカラ」が必要と考え、プログラミング教育を通してその力を養うお手伝いをしています。講師、教材開発、広報など様々な担当者で構成されたコラム編集部が、現場での感覚や実例も交えて、子育て中の方に役立つ情報を分かりやすくお伝えしていきます。