小学生からはじめる
プログラミング
公開日:2024.05.01
最終更新日:2024.06.26
2020年度に小学校でプログラミング学習が必修化されたことを皮切りに、2021年度からは中学校でもプログラミング学習が必修化されました。日本でも本格的にプログラミング教育がスタートしています。
では、中学生は習い事のひとつとしてプログラミング教室に通うべきなのでしょうか?ここでは中学生がプログラミング教室に通うメリットや教室を選ぶ際のポイントなどについてご紹介します。
小学校と中学校で必修化されたプログラミング学習ですが、その授業内容には当然違いがあります。では、プログラミング教室で小学生向けと中学生向けの授業内容に違いはあるのでしょうか?
小学校におけるプログラミング学習の主な目的は、論理的思考力や創造性、問題解決能力の育成です。
一方、中学校におけるプログラミング学習ではプログラミング技術の習得が必須となっており、この点は小学校での学びとの大きな違いといえます。
具体的には「技術・家庭科」の授業で、プログラミングやネットワークの仕組み、情報セキュリティなどについて学びます。
技術家庭科と聞くと、図工や裁縫を想像されるかもしれませんが、実際には保護者の想像を超えた専門的な情報の技術も学習内容の一つになっているのです。
2022年度からは高校でもプログラミング学習が必修化されており、小学生のうちからプログラミング学習を始めて、より高度なプログラミング技術を習得させることが狙いだと考えられます。
プログラミング教室については、初心者コースや上級者コースといった分け方のところが多く、小学生コースや中学生コースといったように学年や年齢などによるカリキュラムの分け方はしていないようです。
そのため中学生でも初心者コースからプログラミングを学ぶことができます。
異なる学年の仲間と一緒に学ぶことは、協調性やリーダーシップを学ぶ意味でも貴重な経験です。小学校や中学校ではその機会が多くありませんので、この点はプログラミング教室で学ぶ大きなメリットと言えます。
中学生ともなると、部活動や高校受験に向けた学習塾通いなど放課後も忙しくなってきますが、その合間を縫ってまでプログラミング教室に通うメリットはあるのでしょうか?
中学校でプログラミングを学ぶ主な目的は、論理的思考力や創造性、問題解決能力を育成することと、プログラミング技術を習得することです。
そしてプログラミングを学ぶことには、これからの社会生活に必要な基礎教養が身につく、将来の選択肢がふえる、大学入試に役立つなどのメリットがあります。
先述の通り、プログラミング学習で学ぶのは、プログラミングだけでなく情報技術全般です。今やパソコン・スマートフォンのない生活が考えられなくなっているように、私たちの生活にとって情報技術は必要不可欠なものとなっており、数学や英語と同じように当たり前に学ぶものになっています。
つまり情報技術を学ぶことは、もはや基礎教養のひとつを学ぶことといっても過言ではないのです。
プログラミングの知識や技術を身につけることは、将来どんな職業に就いたとしても必ずその仕事に役立てられるはずで、将来の選択肢を増やすことにもつながります。
現在でもIT業界のみならず、パソコンやシステムを使った業務はどの会社にも存在します。日常の様々な場面で、情報技術のスキルを持つ人間が求められています。
さらに2024年度の大学入学共通テストからプログラミングを含む「情報」が新教科として出題されることが既に決まっているため、現在中学生の方で大学進学を考えている方にとっては、大学入試に向けた備えにもつながるのです。
2021年度から必修化されたとはいえ、教育現場ではまだまだ課題は多く、指導内容の量に対して授業時間が少ない、免許を持つ教員の不足といった問題があるといわれています。ここで注目されるのがプログラミング教室です。
学校の授業の補完としてだけでなく、より高度な知識や技術を身につけることができます。これはプログラミング教室の講師がプログラミングの専門家であることによるもので、専門家からプログラミングを教えてもらえる点は、プログラミング教室に通う大きなメリットです。
子どもが授業やテストでつまずくと塾に通うことを検討するように、情報やプログラミングをスクールで学ばせようと考える方も、今後は増えてくるかもしれません。
小学校だけでなく中学校でもプログラミング学習が必修化されたことにより、プログラミング教室の数は増えてきています。では、中学生向けプログラミング教室はどのように選べばいいのでしょうか?
上述したようにプログラミング教室の数は年々増えてきているため、長く通うためには自分に合うプログラミング教室を見つけることが大切です。
個別指導、グループ学習など学習スタイルによっても、得られる学びは変わります。まずはプログラミング教室で何を学びたいのかをよく考え、その目的に合わせて教室を選びましょう。
また、子どもの興味を引くテーマで学習できる教室もおすすめです。例えばゲームが好きならゲーム感覚で学べるプログラミング教室、ものづくりが好きなら「ロボットを組み立ててプログラミングで動かす」など、子どもが好きな要素を含む学習を受けられる教室がおすすめです。
プログラミング教室を選ぶ際には、講師の質も重要なポイントになります。講師が現役のプログラマーやシステム開発者などを売りにしている教室もありますが、いくら経験豊富であっても教え方が上手いとは限りません。
プログラミングの授業を多数経験していて、教え方が上手な講師がいることが大切です。
また、スキルを身に付けることを優先するあまり、子どもが楽しく学べなくなってしまっては本末転倒です。子どもの考えを尊重し、自主的な学びをサポートしてくれるような講師がいるか、無料体験などに参加してご自身の目で確認しておきましょう。
実際にプログラミング教室へ通うことになった場合、大きな問題となるのがその月額料金です。いくら講師の質が良くて自分の学びたいカリキュラムが用意されているプログラミング教室が見つかったとしても、月額料金が高過ぎて通えないのであれば継続が難しくなります。
月額料金はプログラミング教室によってさまざまですので、カリキュラムの内容なども含めて総合的に判断することが必要です。
通いたい教室の候補をある程度絞り込んだら無料体験などに参加して、実際に授業の様子や講師の教え方、その教室の雰囲気なども確認しましょう。
プログラミングの知識や技術は、今後益々重要性を増してくるものと考えられます。中学生のうちからプログラミング教室に通って、知識や技術をしっかり学んでおくことは、必ず子どもたちの将来に役立つはずです。
教室選びに迷われている方は、まずは無料で体験して教室の雰囲気や授業の様子を確かめてみましょう。
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私たちは、これからのAI時代を生きる子ども達には「自分で考えるチカラ」が必要と考え、プログラミング教育を通してその力を養うお手伝いをしています。講師、教材開発、広報など様々な担当者で構成されたコラム編集部が、現場での感覚や実例も交えて、子育て中の方に役立つ情報を分かりやすくお伝えしていきます。