小学生からはじめる
プログラミング
公開日:2024.04.16
最終更新日:2024.06.26
近年、世界におけるIT化の波は日増しに大きくなっており、日本も例外ではありません。その影響を受けて実施されたのが、2020年度から開始された小学校におけるプログラミング学習の必修化です。
ここではそんなプログラミング学習に役立つ小学生向けプログラミング教室を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
小学校でプログラミング学習が必修化されたことにより、注目を集めているのが習い事としての小学生向けプログラミング教室です。では、プログラミング教室ではどのようなことをするのでしょうか。
小学生向けプログラミング教室といってもカリキュラムの内容はさまざまです。カリキュラムの内容は、大きく分けると次の3種類に分類されます。
それぞれの内容についてご紹介しましょう。
パソコンを使わずにプログラミングを学ぶカリキュラムの代表例は、「ロボット制作プログラミング」です。例えばiPadのアプリやレゴブロックを使用してプログラミングを学ぶといった内容が挙げられます。
この学習では、論理的思考力や問題解決能力を身につけることが可能です。パソコンを使わないので、未就学児童や小学校低学年のお子さんでも始めやすいと言えます。
プログラミング言語を用いたカリキュラムでは、ゲームなどを使って楽しみながらプログラミングを学びます。その代表例が「Scratchプログラミング」です。
Scratchでは、一般的なプログラミングのようにコード(指示文)を書く必要がなく、簡単な入力とマウス操作でブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てていけます。
もちろん「順次処理」「条件分岐」「繰り返し」といったプログラミングの基本処理を学ぶこともできます。
組み立てたロボットをプログラミングで動作させるには、論理的思考力に基づいて処理の流れを決め、条件によって動きを変化させたり、同じ動きを繰り返させたりする必要があります。
失敗したら原因を探り、改善方法を考えなければなりません。プログラミングスキルだけでなく、様々なヒューマンスキルが養われます。
学校の授業に導入されたことからも分かる通り、プログラミングを小学生のうちから学んでおくことは、子どもたちの将来にとっても非常に有効だと考えられています。
しかし小学校の授業だけではなく、プログラミング教室に通うと、より大きな効果が期待できるのです。プログラミング教室をおすすめする理由と、事前に準備することなどについてご紹介します。
1つ目の理由として、プログラミング教室はプログラミング授業に慣れている、つまり「プログラミングを教える」という技術が高い点が挙げられます。
小学校でのプログラミング学習が必修化されて、まだそれほど時間が経過していません。中学校や高校も、ようやく本格化し始めたばかりです。そのため、いずれの学校においても、先生がプログラミング学習の教え方を確立できていない可能性があるでしょう。
一方プログラミング教室は、プログラミング授業の経験が豊富で、プログラミングを教えるためのノウハウが蓄積されているのです。
また、同じ目的を持った仲間と楽しみながらプログラミングを学ぶことができ、異なる年齢の子どもたちとコミュニケーションを取れるといった点もプログラミング教室のメリットです。
新たな気づきや発見や、他者とのかかわり方など、将来的に役立つ要素を得られます。
教室によっては自分のパソコンを持ち込まなければならないところもあるようですが、使用するパソコンは教室側が用意していることがほとんどです。
テキストなども教室側が用意しているので、事前に準備が必要なものは特にありません。ただ、プログラミング教室で学んだことを自宅で復習できるといった理由から、自宅にも子どもが使用できるパソコンがあった方が良いでしょう。
プログラミング教室に通うことを決めたとしても、どのような教室を選べばよいのでしょうか。ここではプログラミング教室を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
プログラミング教室を選ぶ際に重要なポイントとなるのは、「教室の数」「月額料金」「Scratch導入の有無」の3つです。
既に学習塾などの大手企業が参入していることから全国各地に教室があるところも少なくありません。まずはそのプログラミング教室が自宅から通える範囲にあるかどうかをチェックすることが大切です。
今後長く通う可能性もあるわけですから、子どもが通いやすい場所か、安全な立地であるかも確認しましょう。最近はオンラインという方法もありますが、その場合は自宅に子どもが使用できるパソコンが必要です。
子供のための習い事であっても、費用がかさむと家計の負担になります。複数のプログラミング教室の月額料金をよく比較検討して、通う教室を選びましょう。
Scratchとは、上述したとおり簡単な入力とマウス操作でブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てる、子ども向けのビジュアルプログラミングです。世界的に見ても圧倒的なシェアを誇っており、テーマやアレンジなども多数考案されています。
また、小学校での導入例が多い事も安心材料のひとつとなるでしょう。長く通っても飽きる心配がなく、子どもが楽しく自主的にプログラミングを学べます。
子どもがプログラミングを学ぶメリットは多く、小学生向けプログラミング教室の需要は今後ますます高まっていくことが予想されます。数あるプログラミング教室の中から、お子さんが長く楽しみながら通える教室を探し、まずは体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
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