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プログラミング
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今年の夏、7月16日(火)から8月9日(金)にかけ、私たちのスクールを受講する小中学生会員を対象に、『スタプレ川柳コンテスト』を受講生専用Webサイト『スタプレ(Study&Playの略)』上で開催しました。
初開催にも関わらず、皆さまから多くの反響をいただき、嬉しい結果となったこのイベント。この記事では、イベントの様子や入賞作品を、写真とともにご紹介します。
川柳(せんりゅう)は、江戸時代に誕生した、五・七・五の音を持つ日本語の定型詩です。俳句は「季語」や「切れ」を用いて文語で表現されるのに対して、川柳はルールが少なく、口語体で表現されます。「サラリーマン川柳」のように人間が中心となり、ユーモアがあるのが特徴です。
受講生専用Webサイトスタプレは、私たちが大事とする、自分のおもい ・考えを人に伝える「自己表現」、次の学びへの興味や得意を発見するきっかけの場を目指しています。
川柳コンテストは、私たちのスクールで行っているICT講座・プログラミング講座とはちがうかたちでの自己表現である「川柳」を題材とし、おもい・考えを人に伝える楽しさを気軽に味わってほしいという願いがこめられた企画です。自己表現だけでなく、次なる学びへのきっかけ を目指すスタプレだからこそ実現できました。
1つ目のお題は、『夏休み』の「うれしい」「おもしろい」「せつない」など を募集。
2つ目のお題は、世の中で目まぐるしく進展する『AI』について。これからの未来をつくる主人公である子どもたちに、「AIについていまなにをおもうか」、「AIとどう生きるか」を問いました。
こちら2名の先生にご協力を依頼。私たちとともにコンテストを盛り上げていただきました。芳賀博子先生は、入選作品の選定とコメントを、ハピネス☆ヒジオカ先生は、入選作品の内容をもとにイラスト制作を担当。
プロの川柳の先生に作品をひとつひとつ見てもらえるうれしさとドキドキ感は子どもたちの創作意欲をかきたてます!プロのイラストレーターから入選作品イラストが貰えるという副賞は、ワクワク感満載です!
「川柳」を知らない子たちもみんな何だかんだ言いながらも腕組みし、考えてくれていました。ある教室では、授業を受けに来ているのにかかわらず、ほぼ1時間川柳に取り組んだ受講生さんがいるといううれしい報告もありました(笑)✨。
タイピング入力練習も兼ね、Wordに川柳を打ってもらうという、ICT講座を行う私たちのスクールならではの取り組みもみられました!
子どもたちならではの発想、視点、表現の光る2081句もの応募作品のなかから、審査員の芳賀先生による厳正な審査が行われました。
すごい! おもしろい! あっぱれ!
まずは連日の猛暑も物ともせずに誕生した全作品と作者のみなさんに拍手です。それゆえに超厳選となりました。入選の決め手になったのは、作者ならではの気付きや発見、実感です。
創作は個性が大切。けれど惜しくも選外となった作品にも、そのユニークな発想にうなる句がたくさんでした。ぜひこの調子で、これからも十七音の世界で自由にこころの翼を広げてください。
ここでは、審査の結果選ばれた栄えある入選作品のなかから、子どもたちのコメントもいただいたものを紹介します。
【愛知県 バロー豊橋教室】taiさん(小学6年生)
ほんとにね。こんなに暑くて宿題まみれなのに、ご飯が美味しくてついおかわりしたくなるって。それはたぶん夏休みのリクツ抜きの解放感につつまれ、心身ともにぐんぐん成長中だからでしょう。つぶやきみたいな「何でだよ」が速球ストレートで刺さりました。
お家で「川柳先生」と呼ばれているtaiさん。イラストも本人によく似ていると話題に!
「とっても嬉しいです。自分が思っていることをそのまま表現しただけです。おじいちゃんもすごく喜んでくれて、それもうれしかったです」
【千葉県 イオン北小金教室】らかたやさん(小学4年生)
「みんな」とは身近な仲間か、あるいはもう地球まるごとの「みんな」なのか。今いま、世界各地で起きている戦争や紛争をAIの力でとめることができたら。そんな願いも込められているように思いました。AIの究極の目的は、きっとみんなの笑顔のはずですから。
らかたやさんの笑顔とAIで世界中が仲良しに!
「世界中のいろんな争いを、AIで止められたらいいな。と思って作りました。最優秀賞が取れて、とてもうれしいです。」
【埼玉県 イオンモール与野教室】あかね様さん(小学6年生)
AIがぽろりとひと粒の涙をこぼし、その瞬間、感情を持つ個体になった。まるでSF映画のようなシーンが浮かびました。が、いつか現実に起こり得るかもしれず、だとしたらどんな社会になるのでしょう。ファンタジックでスリリングな涙に見入りました。
純粋だけれど、核心をも突く。そんなあかね様さんの1句は鳥肌もの!!ご家族との1枚にほっこり!
優秀賞をとれたこと、とてもうれしいです。
AIは、私たちはわかんないとことかの答えを教えてくれてるので、AIは言われた通りにいるだけなので、感情があったりするのかな?と思って書きました。
【東京都 国分寺マルイ教室】kuronekoさん(中学1年生)
思わず大笑いでした。確かにAIは日に日に進化中ながら、もちろんまだまだ万能ではないし、とんでもないミスもやらかしているらしい。それを「てんねん」「かわいい」と言ってのけるユーモアと「上から目線」が、なんとも愉快で痛快でたのもしいです。
国分寺マルイ教室のkuronekoさん 副賞のイラストを手にガッツポーズ!
その場のノリで考えたので信じられない気持ちです。chatGPTに「ゲームを作るアイデアは?」と質問したら「モンスターをハントするゲームはどう?」と返ってきて(モンハンじゃんと)突っ込みたくなったことがありヒントになった。分かりやすくひらがなにしたり工夫もしました。
作品に使われた単語について、テキストマイニングツールを使い、概要を調査しました。
これは、ワードクラウドというもので、文字の大きさが大きいものほど単語の出現回数が多いことを示します。2つのお題に共通して多い作品のテーマが「宿題」でした。
お題『夏休み』では、「プール」「祭り」など夏の代名詞が数多く出現。「楽しい」「行く」などワクワク感や旅行を想起する単語も多くみられました。いっぽう、夏休み終わりを嘆く「終わる」、猛暑の辛さを詠う「暑い」、宿題などが「めんどくさい」などネガティブなおもいをイメージさせるものもありました。
お題『AI』では「人工知能」「ロボット」「未来」のほか、「便利」「すごい」「できる」などポジティブを連想させる単語が多くを占めます。いっぽう、「パソコン」「プログラミング」「タイピング」といった私たちのスクールに通ってくれているからこその着眼点も多く見受けられました。
応募作品の感情傾向を、テキストマイニングツールを使い、調査しました。感情は、「ポジティブ」「中立」「ネガティブ」の3つで分類しています。
2つのお題とも共通し、各学年、中立的な感情に分類される作品が多数。
いっぽう、お題『夏休み』の作品は、小学校5年生を境にネガティブがポジティブを上回る傾向にあるという興味深い結果となりました。小さい頃は旅行やレジャー、帰省といったポジティブなイメージだった夏休みも、高学年になる頃にはやらなければならない事が増え、「楽しみ」よりも「忙しい」や「大変」「めんどくさい」といったネガティブな感情が増すのかもしれません。忙しい中で時間を作り教室に通ってくれる子どもたちに、今後も楽しく前向きに学べる環境を提供したいとの思いを強くしました。
お題『AI』については、『夏休み』と比較し、学年問わず比較的ポジティブな傾向値でした。既に日常生活の中で活用されつつあるAI。デジタルネイティブ世代の彼らにとって、AIは身近な存在であり、便利な暮らしを支えるものと捉えているのかも知れません。
初開催にもかかわらず、お題『夏休み』には計796人が、『AI』には366人の小中学生が応募してくれました。
内訳をみると、どちらのお題も小学校6年生が最多で、全体のうち『夏休み』は約24%、『AI』は約27%を占めます。小学校5年生から中学校1年生による応募が多く、両お題ともに全学年の50%を越えています。自己表現・創作活動の場に楽しんで参加してくれたようで何よりです。
受講生専用Webサイト『スタプレ』では、教室での学びの復習、マウス操作などのパソコン基礎スキル習得につながるゲーム、スタプレ生限定のイベント活動への(スタ活)参加などができます。私たちのスクールのプログラミング、ICTの学びを自宅などでいつでもどこでも行うことが可能です。
スタプレ生限定のイベントとして開催した今回の「川柳コンテスト」は、5・7・5の短いことばで「おもい」を表現する学びを知った子どもたちの柔軟な感性の光る場となりました。今後も、プログラミング、ICTの学びとともに「川柳」をはじめとした自己表現・創作活動の場をスタプレ上でたくさん提供していきたいと思っています。
私たちスタープログラミングスクールは、未来を生きる子どもたちの可能性をひろげるきっかけづくりを目指していきます。
いろんな学びに触れることで子どもたちには新たなワクワクや得意を見つけてもらいたいです。子どもたちの笑顔をたくさんふやしていけるよう私たちのスクールは努めてまいります。
プログラミングを楽しく学ぶコースも充実しているスタープログラミングスクールなら、小学1年生から受講できます。ICTリテラシーに加えて「コミュニケーション力」や「チームワーク」など、AI時代に活躍するための「21世紀型スキル」を伸ばす学びを実践しています。
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私たちは、これからのAI時代を生きる子ども達には「自分で考えるチカラ」が必要と考え、プログラミング教育を通してその力を養うお手伝いをしています。講師、教材開発、広報など様々な担当者で構成されたコラム編集部が、現場での感覚や実例も交えて、子育て中の方に役立つ情報を分かりやすくお伝えしていきます。