小学生からはじめる
プログラミング

公開日:2023.07.19
最終更新日:2024.07.03

夏休みが重要!子供の身につくプログラミング学習

これからの時代を生き抜く力を育むことを目的とした「プログラミング学習」が、小学校で開始されました。プログラミング学習の効果を高めるため、多くの親御さんがプログラミング教室を検討しています。
そして、始めるなら夏休みがベストです。この記事ではプログラミング学習を夏休みに進めるメリットなどについてご紹介します。

プログラミングに関するイベントは夏休みにたくさん!

小学生を持つ家庭にとって、長い夏休みをどのように過ごすかは課題となることも多いのではないでしょうか。自宅での学習ばかりでは、子どももストレスを感じてしまうかもしれません。そんなときに活用したいのが、短期の体験教室やワークショップなどです。特に近年では「プログラミング」が注目を集めています。

プログラミングは、2020年度から全国の小学校で必修化された分野であり、親世代には馴染みの少ないものでもあります。そのため、学習方法について戸惑っている親御さんも多くいらっしゃいます。

そんな親子のために、近年プログラミングスクールをはじめ、各種教育機関や官公庁関連施設、民間企業などが多種多様な形態で、子どもたちや親子向けの夏休み限定イベントを開催しています。

内容は、初めてプログラミングに触れる初心者向けのものから、数日かけてじっくり作品を仕上げる本格的なものまでさまざまです。
参考までに、過去に実施されたイベントをいくつかご紹介します。

プログラミング教室|共同通信

共同通信社と、全国の小学校にプログラミング教材を提供する「ロジカ式」の協賛で開催されたイベントです。小学1~6年生を対象に、低学年・中学年・高学年の3つのクラスに分かれて、ZOOMを使ったオンライン形式で行われました。学習ではブロックをつないでキャラクターを操作するアプリを使用しています。

Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト presents プログラミングサマーキャンプ2022

東急・サイバーエージェント・DeNA・GMOインターネット・ミクシィの5社が2019年より支援を続ける渋谷区立小中学校のプログラミング教育の一環として行ったイベントです。サマーキャンプはオンラインも活用しながら全国の小学1~6年生に向けて実施され、無料で参加できました。これまでのイベント内容には「ゲームクリエイターのお仕事紹介」「お家でできるプログラミング」などがありました。

※2023年開催はこちら Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト presents プログラミングサマーキャンプ2023

夏休みからプログラミングを始めるには準備が必要?

有意義な夏休みにするためには、夏休み前からの準備がキーポイントと言えます。なぜなら夏休みに開催されるイベントの多くは、事前申し込みが必要となるからです。

夏休み中に開催するイベントの受付は、通常6月頃から始まります。ただし、希望者が多いため、先着順の場合には1週間ほどで締め切られてしまうことも少なくありません。夏休みに入ってから、スケジュール調整して申し込むのでは間に合わない可能性があるのです。

もちろん、当日受付のイベントもありますが、その場合でも早く並ぶ必要があったり、抽選に当たらなければ参加できなかったりすることがあります。特に初めてのプログラミング体験の場合、「酷暑のなか行列に並んだのに抽選に外れて参加できない」となると、プログラミング自体にあまりいいイメージが抱けなくなる心配もあります。

効果的なスケジューリングのためには、5月終わり頃からイベントチェックを始め、申し込み優先順位を決めて6月から申し込み始めるのが理想的です。多くの教育情報サイトが夏休みイベント情報をまとめて提供していますので、積極的に活用して効率的に準備を進めましょう。

夏休みを有意義に

プログラミングは自由研究にもなる

小学生の夏休みにおいてもう一つの悩みの種といえば、学校の課題である「自由研究」です。今年のテーマは何にしようかと親子で頭を抱える家庭も多いことでしょう。そこで提案したいのがプログラミングを用いた課題です。

小学校でプログラミングが必須化された現在では、プログラミングももちろん自由研究のテーマとして認められており、取り組む子どもたちも年々増えてきています。プログラミングの過程は、トライアンドエラーを繰り返す点が特徴的で、ゲームやものづくりに興味がある子どもたちにとっては最適な研究課題と言えるでしょう。

夏休みにじっくりプログラミング学習へ取り組むことで、一からものを創り出す「想像力」や、目標に向かって形にしていく「論理的思考力」、問題が起きたときに自ら解決手段を導き出す「問題解決力」、提出用にまとめたり発表したりするための「コミュニケーション能力」などのスキルを早期に習得することが期待できます。

自由研究でプログラミングに取り組むためのおすすめの方法は以下の3つです。

  • プログラミング関連イベントに参加し、体験内容をまとめる
  • 専用のキットを購入し、制作過程をまとめ作品を添えて提出する
  • 無料で本格的なWebアプリやツールを利用し、オリジナルのアプリを制作して提出する

最近では、提出用のメールアドレスを案内する学校もありますし、タブレットやPCでの発表、USBメモリでの提出を認めているところもあります。電子媒体での提出が不可であっても、通常の自由研究のように写真や図を駆使して模造紙やスケッチブックなど紙媒体にまとめることも可能です。時間に余裕がある夏休みは、じっくりとクリエイティブな作業に向き合う良い機会となるでしょう。

まとめ

夏休みは、さまざまなプログラミング体験イベントが実施される時期です。
プログラミング学習に取り組むことで、新たな学びの経験を得ることができます。また、自由研究にプログラミングを活用することで、創造力や論理的思考力などのスキルを身につけることができるでしょう。親子でプログラミング学習に参加することで、より良いコミュニケーションの場となるかもしれません。

せっかくの長い夏休みを有意義に過ごすために、しっかりと事前申し込みを行って、学習の入り口に、自由研究に、親子でプログラミング学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

スタープログラミングスクール コラム編集部

私たちは、これからのAI時代を生きる子ども達には「自分で考えるチカラ」が必要と考え、プログラミング教育を通してその力を養うお手伝いをしています。講師、教材開発、広報など様々な担当者で構成されたコラム編集部が、現場での感覚や実例も交えて、子育て中の方に役立つ情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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